タクシーの仕事>知っておいてソンはない！トラブルを避ける接客のコツ

◆以前にもタクシードライバーの接客の基本を紹介したが、今回はやや詳しく実例的な接客術を紹介しようかと思う。

　
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�@どんな場合でもお客様に合わせること。実際によくあることだが、お客様にこう聞かれる「今日は野球どうした？巨人勝ったかな？」と。たとえ運転手(自分)がヤクルトの大ファンであっても、そのときだけは巨人ファンでなければならない。つらいだろうが・・。お客様に合わせること！もちろん試合結果だけは空車の時にでもラジオで確認しておくこと。さきほどのように聞かれて、結果を知らず何も答えられないと、そこでお客様との会話は途切れてしまう。当然ですが野球以外に、相撲、サッカー、時にはバレーボールの結果も聞かれることがある。有名な選手の名前くらいは勉強しておこう。ちなみに私は自転車競技が好きで、いつもツールドフランスなどの海外ロードレースや時には競輪の結果も気にかかるが、残念ながら自転車競技の結果を聞いてくるお客様は一人もいなかった。

�A余計なことは言わない。ひとつ実例を紹介しよう。３名のお客様が乗ってきた。会話の内容からして、これからどこか美味しいお寿司を食べに行くらしい。そのうちの一人、Ａさんがこの辺りのグルメ通らしく、「この辺りじゃ築地の●●っていう店がうまい、そこ行くか」と。だがその運転手はそれを上回るグルメ通だった。運転手が一言「いやぁ、その店はたいしたことないよ！そこよりももっと新鮮なネタを出してくれる、芸能人もお忍びで通う超穴場の店が近くにあるよ、教えてあげようか」と。これを言われたＡさんの立場はどうだろうか？もうお分かりですね。注意しましょう。